のんきにのんぽりなのんだくれ

筆にまかせて書いたとりとめのないこと

たまむすびと子供の言いまわしとメディアリテラシー

今日、TBSラジオのたまむすびを聞いていたら、「竹山ガム買ってきて」のコーナーで、「ゆとり世代は運動会のかけっこで順位をつけないために手をつないでゴールする、って言うけど、ゆとり世代の自分はそんなの見たことない!ほんとにあるのか調べてください」て感じの調査をしていた。

調査の過程がとても面白かった。結局見たことある、という人がいなかったのだけど、第一次安倍内閣のときの安倍首相、閣僚、朝日新聞記者、小林よしのり内館牧子東証一部上場企業の社長などが見たことないものを伝聞だけで間に受けて、そこから色んな批判をしていたところを見ると、2000年代というのはまだまだ人から聞いた話を鵜呑みにする時代だったんだなーと思った。もちろん、それが良いとか悪いとかについてはラジオの中では言及しなかったけど、まぁ、赤江珠緒が言うように、自分で見たものをしっかり話すようにしたいよな、と改めて考えさせられた。

そうだったのかーと振り返るとインターネットの出現によって一般市民のメディアリテラシーはかなり変化したように思える。

ほんとにほんの10年弱前までは、みんな伝え聞いた話を信用していたものだ。

でも、今は、ソースは?的なかんじになる。
学問の世界でも出典を細かく示さなければ説の証明に説得力がないし、同様の論の剽窃の扱いになったりすることもある。

思い出すんだけど、小さい頃によく言われた、

それほんと?
いつ、誰が、地球が何回回った日に言ったの?

みたいなのってかなりメディアリテラシーに突っ込んでますねw
地球が何回回った日なのかはわかりかねるけど。

そんなことはわかりかねることも踏まえて、真実というのはわかりにくいものだということなのかもしれない。

大手のメディアの力は弱まったとは思わないけど、ほんの少し昔までとんでもなく強くて、情報を操作することは可能だったことがわかる調査でちょっと面白かったです。

人に話をするときには気をつけないとですね。
うーむ。